野球部のない学校






野球部がない・・・。信じられなかった。


きっと印刷するのを忘れているだけだ・・・自分に言い聞かせる。


「先生、野球部はないのですか?。」


隣にいた男子が先生に質問する。


(お願いだから・・・)オレは願うように思った。


「残念ながら、この学校には野球部はないです。」


先生が言った。オレは言葉を失った・・・。


この学校には野球部がない・・・。目の前が真っ暗になった感じだった。


「野球ができない・・・」そう思うと、涙があふれてくる。


やる気をなくした。


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 何もかもテキトーで済ます日々が続き、テストでは良い点を取ったことがあまりなかった。


 そして3年生になった。


登校中、ふと掲示板を見ると、


「野球部員メンバー募集中!!」と書かれたポスターが貼ってあった。


そのポスターを見てみると、どうやら最近出来たばかりのクラブチームらしい。


「このチームに入部しよう。まだオレの夢はここで終われないんだ!!」


そう思って学校へ行った。


学校では、皆から


「豪、オマエ今日はやけに元気がいいな」


と声をかけられた。そうそう、言い忘れたがオレの名前は豪。村田豪。


元気がある理由は、もちろん朝の掲示板のことだ。  学校が終わり、帰宅。親の帰りを待つ。


しばらくすると、父が帰ってきた。


そして、今日の朝のことを話す。


「父さん、オレ、野球のクラブチームに入りたいんだ。小学校にはないし、プロになりたいから、こんなところで夢をあきらめたくないんだ。」


オレは、思っていることすべてを父に言った。


「豪は野球をやりたいのか。父さんは反対しないよ。豪のやりたいことをしなさい。」


「本当?ありがとう父さん!!」


オレは嬉しさのあまり、その日書店へ行き、野球の本を買って夜遅くまで読んでいた。





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___続く