岩谷スーパーボーイズ





 オレは急いで家に帰り、野球の準備をする。


今日から、「岩谷スーパーボーイズ」の一員。


「行ってきます!!。」


急ぎ足で自転車のペダルを踏む。


練習場は近くの小さな町民球場。


小さいながらも、内野には黒土、外野には芝生がある、良い球場だ。


集まった部員は16人。それも全員初心者。


クラブチームだが、軟式でやるそうだ。6年生3人、5年生4人、4年生2人、そして3年生は7人。


主力の6年生が3人しかいないし、しかも初心者。


試合に勝つのはとうてい難しいだろう。


しかし、この部員に対して、指導者が豪華だった。


監督は25歳で、高校3年生の時にエースピッチャーとして甲子園に出場している、素晴らしい選手だったそうだ。


そしてコーチ。コーチも25歳で、監督とバッテリーを組んでいた、キャッチャーだ。


「オレの名前は神村。監督だ。コーチは朝倉。よろしくな。」


監督とコーチの自己紹介の後、キャプテンと副キャプテンが決まった。


キャプテンは島田君、副キャプテンは影山君に決まった。


 今は6月。一番早い大会が7月にある。


その大会に出場し、初戦突破を目標に練習が始まった。


 オレは左投げで、監督にピッチャーを勧められ、


オレはピッチャーを練習した。皆、他の人に負けないように、日々努力して練習に励んだ。


 そして7月。


いよいよ大会が近づく。


大会の前日、背番号の発表があった。


エース番号は副キャプテンの影山君、2番はいなくて、10番のキャプテン番号に島田君、


ファーストの3番は6年生の金村君、セカンドの4番は4年生の福原君、サードの5番は5年生の中村君、ショートの6番は5年生大橋君、


レフトの7番は5年生の清水君、センターの8番は5年生の清本君、ライトの9番はオレだった。


もう1人の5年生の木村君は、野球部を退部した。


そしてベンチ入りの11、12、13、14、15、16番は3年生。


オレは9番をもらい、レギュラーになった。


スーパーボーイズには、オレと影山君しかピッチャーがいない・・・。


影山君が調子の悪い時は、オレが投げるらしい・・・。


でもオレはまだ3年生だし、相手チームの人に自分の球が通用するか不安だった・・・。


 そして大会当日となった。


初戦はいきなり強豪チーム、赤西ライオンズ。


ライオンズは昨年優勝しているらしい・・・。


先発は影山君、調子はまずますだった。


「プレイボール!!。」



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___続く